愛媛県山林種苗農業協同組合は、県が樹立する「種苗の生産計画」に基づく種苗(幼苗、山行苗)の生産を行うことを目的に昭和36 年に設立しました。

設立当初の国の拡大造林施策によるスギ、ヒノキを主体とした一千万本を超える大量の需要時期から、近年は木材価格の低迷による伐採面積の減少から苗木需要は大幅に減っていますが、一貫して優良種苗の安定供給に努めています。

特に、最近は、屋外の圃場での裸苗(ふるい苗)生産から、専用の容器によるコンテナ苗生産にも取り組んでいます。

このコンテナ苗は、苗木に根鉢がついていることから、植栽時期を選ばず、また、一定の形状の根鉢であることから、専用の器具を用いれば、植栽手間が従来の裸苗に比べて、大幅に軽減出来ることから、その需要は今後ますます伸びるものと見込まれます。

また、新たな木材需要であるバイオマス資源として期待されるセンダンやチャンチンモドキなどの早生樹の苗木生産にも取り組んで行く必要があると考えています。

今後とも、愛媛の森林整備に必要な苗木生産に全力で取り組んで行きますので、ご指導、ご支援をよろしく願い致します。

愛媛県山林種苗農業協同組合組合長 成瀬要三

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